永谷園の商品を
世の中に届けるための
司令塔を目指す。
2014年入社
生産部 | K. M.
PROFILE
出身は和歌山県。入社後は、生産計画部物流グループに配属され、全国の各倉庫間の商品分配業務・在庫管理業務などを担当する。翌年、生産計画部生産計画グループへと異動となり、商品の生産計画業務を任されることに。好きな永谷園の商品は「お茶づけ海苔」。小さい頃からずっと食べている。
Q. 永谷園の入社の決め手はなんですか?
永谷園のブランド力と若手に挑戦させてくれる風土。
実家が漁業に従事していたこともあり、大学は水産学部に進学しました。就職活動では、学部の特徴として食品業界を志望する学生が多く、私も同じく食品業界を中心にメーカーから卸問屋まで様々な企業の選考を受けました。その中で、永谷園に入社を決めた理由は大きく2つ。1つ目は、小さい頃から馴染みがあり、取り扱っている商品の幅広さや市場における高いシェア率など、永谷園のブランド力に惹かれたこと。そして、2つ目は説明会や選考を受ける中で、この会社は若いうちからいろいろなことに挑戦させてくれると知ったことで、入社を決意しました。今年で8年目となりますが、本当に若いうちからいろいろなことを任せてくれる会社です。
Q. 現在の仕事内容を教えてください。
あらゆる状況と向き合いながら、最適な生産計画を立てる。
現在は、生産計画グループに所属しています。この部署に異動になる前は、物流グループに所属していました。ここで当社のものづくりの下流部分をしっかり学べたことは、現在の生産計画グループでも大いに役立っています。生産計画グループの役割は、必要な時に、必要な量の商品を生産し、物流のネットワークに乗せること。生産し過ぎて在庫を抱えてしまうのもリスクですし、生産量を抑えすぎて販売の機会を逃してしまってもいけません。常に世の中や市場の動向、工場の稼働状況などを見ながら、最適なタイミングと量で商品を生産できるよう、司令塔のような役割を求められます。具体的な業務に関しては、毎週売り上げを予測する部署と打ち合わせをし、その週の生産計画を立てます。それをもとに実際にどの工場で何をどれくらい生産するのかを計画し、その稼働状況を管理しています。季節ごとの需要の変化や新商品のCMの出稿時期なども加味し、最適な生産計画を立てることは簡単ではありませんが、目標の生産量に合わせて、無駄なく計画通りに生産できた時は大きな達成感がありますね。少し先の未来を見越し、パズルを一つずつ埋めていくように最適解を導けた時はとても面白く感じます。
Q. 特に印象に残っている仕事はなんですか?
イレギュラーな状況を、チームワークで乗り越えられた。
新型コロナウイルスの影響で、自宅で食事する内食需要が増加し、永谷園でもほぼすべての商品が一気に発注され、生産量が増えた時期がありました。到底、これまでの生産体制や生産計画では対応できません。全国の自社工場や取引のあるすべての工場の生産設備と稼働状況を改めて見直し、工場一つひとつに声をかけながら、状況に見合った生産計画をゼロから迅速に作り上げていくことになりました。もちろん、お客さまの需要に応えたい思いがある一方で、当社や取引先の社員の方々に無理を強いてはいけません。生産する商品にも優先順位をつける必要があり、その判断はとても難しかったですね。その上で、各部署や各工場と連携し、チームワークでこの波を乗り越えることができたことはとても良い経験になりました。また、この経験を通じて、働く上での信頼関係の大切さを実感しましたし、ともに働く仲間を思いやる当社の社風も改めて感じることができました。
Q. 永谷園の職場としての魅力を教えてください。
若手のうちから、任せてもらえる。
入社前から期待していた通り、この会社では年次に関係なく、様々な仕事を任せてくれます。任せてもらえるから、仕事を自分ごととして考えることができ、自分自身の成長にもつながっているな、と感じています。たとえば、リモートワークが増えていく中、「日々の業務に新しいオンラインツールを導入したい」と伝えれば、「じゃあ、若手のいいと思う方法を提案してみて!」とその担当を任されることも。また、仕事に関連するセミナー、食品や機械関係の展示会への参加、生産現場を訪れることも推奨されており、自由に動き回りながら自分自身の視野を広げていくことができます。それから、期間限定の社内公募もあり、通常業務のかたわらで商品開発のアイデア提案にも挑戦できるなど、興味のあることにどんどん挑戦できる環境は若手にとって嬉しいですね。
Q. 今後はどのようなことに挑戦したいですか?
永谷園の生産本部のDXを実現すること。
入社前は、あまりITについて詳しくはなかったのですが、業務で関わっていくうちに、「社内のDX(デジタルトランスフォーメーション)をもっと進めたい!」と思うようになりました。現在の部署では何でもゼロから自由に考えて提案でき、相談しやすい雰囲気もあるため、私自身が生産本部のDXの先頭に立ち、引っ張っていく必要があるのでは、とも感じています。また最近、仕事をする上でとくに意識していることは、一つの課題に対して多面的に捉えること。社内外で学んだことを活かしながら、現場のことも本社のこともしっかり理解して対応できるようになりたいですね。
Q1.終業後や休日の過ごし方は?
定期的にキャンプに行っています。在宅勤務が増えたため、外出のリフレッシュ効果が大きくなったように感じます。ちなみに、キャンプの寒い朝に飲む「あさげ」はおいしいですよ!
Q2.一番うれしかった言葉は?
生産現場・他部署の方から「誰に相談していいのか分からなくて…」から始まる相談をしてもらえたとき。気軽に相談できる関係性が築けていると感じ、うれしくなります。
Q3.「味ひとすじ」の仕事とは?
まずは、安心安全な商品の安定供給を意識しながらコストを抑えた生産体制を維持することです。その上で、SDGsなど社会の変化に合わせて、考え方や業務を見直していくことも大切だと考えています。