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- 第2話 いざ、食べ歩きへ
「自由にぶらぶらしろ」との辞令が出たものの、何から手を付けてよいか分からないA氏。はじめは社内の会議や試作試食会などに参加したが、よいアイデアが浮かばない。「外に出て、新しい体験をしたり、食べたことないものにチャレンジしないとダメだ」。
最初に向かったのは東北と北海道。盛岡で「わんこそば」に挑戦したところ、27杯で降参。秋田で食べた、ハタハタ(魚)の塩漬け汁を使う「しょっつる鍋」と海のパイナップルと言われる「ホヤ」は、未知の味覚との遭遇であった。札幌では、凍らせた生鮭をスライスした「ルイベ」に感動。
南国の郷土料理にもヒントを求めた。鹿児島では薩摩揚げと宝石のように光る魚「きびなご」の刺身を食べ、さらに南の島々も訪問。衝撃的だったのは奄美の「カエル料理」。グロテスクな見た目と異なり、鶏肉のような美味しさであった。